酸化したワインは体に悪い?飲める以外の使い道はある?

酸化したワインは酸味や匂いも気になるけど体に悪いか気になる方に、

・酸化したワインは体に悪い?
・酸化したワインの使い道は何がある?
・古いワインで食中毒になる可能性ってあるの?

について調べてみました。

酸化したワインのほとんどは健康に害のないものですが飲みかけの場合には注意が必要です!

酸化したワインの使い道についても、SNSでの情報や筆者の使い方も交えてご紹介します。

ぜひ参考にして下さいね♪

酸化したワインは体に悪い?


ワインは酸化すると香りと味は変化しますが、体への悪い影響はほぼないと言われています。


酸化したワインは体に悪影響はない?

酸化したワインはほとんどの場合、体へ悪い影響を与えることはないようです。

この理由はワインは腐ることがないため。

酸素や20℃以上の温度に長く触れることで過度に酸化が進むと、元々ワインに含まれていた酸が壊れたりバランスが崩れてしまいます。

こうなると味や香り、色合いなど、元々のワインの良さを失ってしまい「これは飲んでも大丈夫なのか?」というレベルにまで劣化する場合もあります。

ですが酸化はワインの美味しさを引き出す工程の一つでもあり、酸味も元々ワインに含まれる成分で、酸化が進んでも体への悪い影響はありません。

ワインの酸化は進みすぎると、美味しくなくなるだけで体に悪影響はほとんどないと言われています。

ですが酸化したワインが体に悪い影響を与える可能性は全くない訳ではないようです。

その理由について調べてみました!

ガンになるリスクがある?

過度に酸化したワインを飲み過ぎれば癌のリスクが高まるとも言われています。

なぜなら酸化したワインは、発癌性の高い物質であるアセトアルデヒトの生成が増加するため。

酸化が進み過ぎたワインから感じることのある酢のような刺激臭がアセトアルデヒド。

この物質の分解力が弱い=お酒に弱い方はがんの発症率も高いことがWHO(世界保健機構)で指摘されています。

アルコールを摂取することで体内に発生するアセトアルデヒドですが、酸化したワインからも生成されやすくなります。

このことからお酒の弱い方が酸化しすぎたワインを頻繁に取れば癌のリスクが高まる可能性も否定できないと考えられます。

過度に酸化したワインは美味しくないだけでなく、一部の方には癌のリスクも高める可能性もあります。

ボトルを開栓すれば酸化は急激に進むため、美味しく飲むにはできるだけ早めに飲みきるか、正しい保存で酸化のスピードを緩やかにすると良いでしょう。

美味しく飲めるのはいつまでなのかを見ていきましょう。

開栓後に美味しく飲めるのはいつまで?

開栓したワインが美味しく飲めるのはワインの個性や好みにもよりますが、冷蔵庫保管で2、3日までという意見が多いようです。

特に白ワインや瓶内発酵タイプは酸化の影響で香りが落ち、色も透明から褐色へと変わり劣化が目立ちます。

飲み残しのワインは日を追うごとに味わいや香りを失ってしまうため、美味しさをキープするためには保存の仕方にポイントがあります。

開栓したワインの保存方法は?

開栓後のワインは冷蔵庫で保管し、ボトルは立てて保管します。

この理由は開栓後のワインは酸素に触れてしまったため急激に進み、高温の状態ではより酸化のスピードが上がるため。

酸化のスピードを緩めるには冷蔵庫内で高温からワインを守り、ボトルを立てて置くことで酸素と接する面積を減らす必要があります。

また、コルク栓ではなくバキュバン(VACUVIN)などの酸化を防げる便利アイテムを使用する、蓋のしっかりできる小瓶などに入れ換えての保管もおすすめです。

バキュバン(vacu vin) ストッパー1個付…価格:1,848円

酸化したワインが体に悪い影響を与えることはほぼありません。

ですが、過度に酸化したワインをお酒が弱い方が飲み過ぎた場合などには悪影響を与える可能性もあるようです。

酸化したワインの使い道は何がある?


酸化したワインは料理に使ったりお風呂でも楽しめ、ワイン塩を作ることができます。

料理に使う

酸化したワインはサングリアなどの飲み物として使う以外にも、煮込み料理などに料理酒として使えます。

筆者も煮込みハンバーグ、カレー、ビーフシチューなどの料理に使うことがあり、ワインを使うと料理のコクと旨味を引き出してくれます。

下味に使えば食材の臭み消しや肉を柔らかくしたり味が染み込みやすくなる嬉しい効果も!

ですが、独特の風味が残ることもあり大人向けの調味料といった印象。お子様には向かないかもしれません。

ワイン風呂

酸化して飲みにくいワインは入浴剤代わりにお風呂に入れても使えます。

お酒の効果でリラックスでき、寝つきが良くなることも♪

ワインを入れ過ぎてバスタブが汚れたという情報もあったため、入れる量はほどほどに!

ワインソルト

ワインを乾煎りした塩と混ぜて水分を飛ばせばワイン風味の塩に♪

赤ワインを使えば見た目も華やかな塩が出来上がります。

酸化したワインは料理、お風呂でも入浴剤の代わりに楽しめ、ワイン塩も作れます。

古いワインで食中毒になる可能性ってあるの?

ワインは古くなっても未開栓なら食中毒になる可能性は極めて低いものの、開栓後にはリスクが高くなります。

古いワインでも未開栓なら食中毒にはならない?

古いワインは栓を開けていない状態なら食中毒になることはほぼないでしょう。

これは未開栓のワインは賞味期限がないことから。

ワインの種類によっては、10年以上長期保存しておいてもボトル内で熟成され、食中毒の心配どころか美味しく飲めるものもあります。

ただし未開栓のワインでも濁りが出ていたりコルクではない浮遊物があった場合は何らかの理由で細菌が繁殖しているケースも疑われるため、処分したほうが良いでしょう。

古いワインで開栓してある場合は食中毒になる?

開栓後に菌類が繁殖してしまうとワインが腐ったような状態になり、食中毒になる可能性もあります。

特にワインに繁殖しやすい菌は人の手の平や傷口に多く存在する黄色ブドウ球菌。

ワインの栓を開けたり注ぐ際に飲み口を触ってしまうとボトルの中に入り込んでしまう可能性があります。

食中毒を防ぐにはワインボトルの飲み口を触らないように注意し、開栓後は10℃以下での保存や早めに飲みきることも大切です。

古いワインで食中毒になる可能性は未開栓ならほぼありません。ですが開栓後には可能性が高くなります。

まとめ

今回は酸化したワインについて調べてみました。

・酸化したワインは味や香りが劣化するだけで健康への害はほぼない
・酸化したワインの使い道は料理、お風呂、ワイン塩
・古いワインは未開栓ならほとんど食中毒になる可能性はない
・飲みかけの古いワインは食中毒になる可能性がある

ワインは酸化が進み過ぎると美味しくなくなるものの、体へ悪い影響はほとんどないことがわかりました。

飲み切らなくても料理や入浴剤などでも使えるワインは、使い勝手の良さからも手に取りやすいドリンクです。

この記事を参考に、酸化して美味しくなかったワインも違う使い方で楽しんでみてくださいね♪